クスメ・アキラの木工模型の世界へようこそ





2011年3月7日月曜日

ファンシー・カーを作ってみよう

みなさん、こんにちは。

現在、携帯電話でカンニングをした仙台の浪人生が話題になっていますが、いったい携帯電話がこの世に登場してから何年たつというのでしょうか。
携帯によるこの種のカンニング事件は過去に何件も起こっているはずで、発見された場合は、学校単位で適当に処理されてきているはずです。学校側は、別に入試でなくても、普通の期末試験などでも、10年以上に渡って、この問題に悩み、様々の対策をとってきたはずです。ということは、天下の京大は、象牙の塔にこもっていて、この対策を研究することも採用することもしてなかったことになります。
いや、それなりの対策はとっていた、というのなら、監督は見張りをサボっていたことになりますね。複数の監督をつけていたというのであれば、その全員がまぬけだったことになります。「私たちは、はじめから受験生を犯人扱いしたくない」などというふざけたコメントがありましたが、「犯人扱い」するから、監督が要るのですよ。ただし、この場合「犯人」という言葉は不適当で、人間は状況が許せば、つい罪を犯しかねない悲しい存在だといってほしい。だからこそ、監督が必要なのでしょう。要するに、京大の監督はなってなかったということになります。ビジネス(業務)ではあるまいに、偽計業務妨害なる警察に訴えて恥をかいたことになります。
この問題は、大学側が民間の警備会社と契約し、背広を着て監督に当たってもらうことで、全て解決です。自分の大学の職員やアルバイトなどを雇っているからこういうことになるのです。

などと、またもや憤(いきどお)ってしまってすみません。今の日本が余りにだらしなくて、情けなくなったものですから。

さて、気を取り直してと。
前回は、「屋根付きの車」を作ったのでしたが、今回は「ファンシー・カー」を作ることにしました。
だが、「ファンシー・カー」とは何でしょう。
英語のfancyとは、「気まぐれで自由な空想」という意味ですが、実は、私が初期の自動車を作る過程で、昔の車の方が今の自動車よりもずっとカッコいいことに気がついたのです。それは単にノスタルジアではなく、馬の代わりにエンジンが登場して以来、車のデザインはエンジンの性能とサイズに左右されて来ました。現代、電気自動車がもてはやされていますが、これが主流になる時代が来ると、車のデザインはもっと自由で面白くなるはずです。
ということで、今回は、奇想のおもむくまま、創造的空想を駆使して、とてもファンシーな車を作ることにしましょう。

まずいつものように、下の写真のような、かまぼこ板(10mmx55mmx120mm)を用意します。


次に、下の写真のように、この板の両端に木片を2つ積み上げます。


いつものように、左側が先頭、右側が後部になっています。エンジン部分の木片の長さは40mm、後部の木片の長さも40mmで、これを15mm外へ、ずらすように貼ります。
次に、下の写真のように、エンジン部分の先頭を3角柱に切り取ります。


続いて、下の写真のように、後部の上の木片のお尻を3角柱に切り取ります。


これから追加するものをまとめて見ましょう。
1)ハンドルを取り付ける。
2)中央に分離帯として、木片(15mmx45mmx20mm)を入れる。
3)その左右に、座席となる2つの木片(適当な大きさでいい)を入れる。
では、上のことを、次の写真で確認してください。


では、別の角度から。


次に、下の写真のように、後部の座席の、さらにその上に背もたれ用に木片(20mmx50mmx10mm)をのせます。


待って!これでは終わらない。なにせ、ファンシー・カーですからね。下の写真のように、えいっやっと、もう1段積み上げます。


次に、前方の処理です。下の写真のように、ナンバープレートと、ウインドウをつけます。


そろそろ完成のようです。車輪をはめた上で、まず横から見てみましょう。


うん。カッコいい。そして、斜め上から。


どうです。先のダンボールで作ったエンジン・グリルも貼ったし、ライトも付けたし、ということで出来上がりです。電気自動車の時代がきたら、ぜひこういうスタイルの車に乗ってみたいものですね。

次に、今回私が同時に作った「ファンシー・カー」の数々をお見せしますので、これを参考にみなさんも1つは作ってみてください。このブログのページを借りて、「ファンシー・カー・コンクール」などが出来れば楽しいでしょうね。みなさんのご意見お待ちしています。

1)ゴー・カート風のファンシー・カー


車高を低くし、遊園地にあるようなファンシー・カーにしました。

2)車高のあるファンシー・カー


今度は、反対に、大きなサイズの車輪を履かせて、車高を高くしました。

3)レーシング・カー風のファンシー・カー


なにか、のけぞりながら運転したくなるタイプのファンシー・カーですね。

4)スポーツ・カー風のファンシー・カー


どうです、この流線型、やたらカッコいいでしょう。後部に荷物室もあるため、遠出もできますよ。

5)コラージュ風のファンシー・カー


モザイク風に色や材質の違う木片を組み合わせて作った「ファンシー・カー」です。ガラクタの楽しみを味わってください。
今回は、これにて終了です。また、来週にご期待ください。


なお、私は今日作った「ファンシー・カー」のような模型やお人形をホームページで公開しています。ぜひ、次のサイトを訪れて見てください。


また、このような模型とは別に、油絵(生絵)も描いています。それらは、次の、別のサイトで公開しています。下のアドレスをクリックして、ぜひ訪れて見てください。


また、次の「ピカサ・ウェブ・アルバムズ」というサイトでは、私が最近描いた絵の一覧がご覧になれますので、よろしく。



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