いきなりですが、最近の大相撲問題に関して提案したいことがありますので、ここに書きます。諸問題を一気に解決するには、次の方法しかない、と考えます。以下、箇条書きで。
0)とにかく、現行の「大相撲」は廃止し、組織を解体すること。もちろん、財団法人(公益法人)の資格は取り消す。
1)大相撲という名称を止めて、「プロ相撲」とすること。
2)日本固有の、太古よりの伝統あるスポーツ、という意味で国技とすること。
3)そのため、神前相撲という原点に立ち返り、神社の門前で行うこと。
4)その神社とは、伊勢神宮である。(この地が地理的にも日本の中心地)
5)競技試合は夏と冬の年2回のみとする。地方巡業はとり止める。
6)永久横綱は、これを廃す。強いものが、さらに強いものに挑戦し、上に昇る、というプロの競技の当たり前のルールに従う。
7)日本を、フォッサマグナ(中央地溝帯)を境に東西に2つに割り、「東と西の対決」とする。まさに、関が原の戦いである。
8)力士は、その出生地で東西が分かれる。育った土地や練習地は関係ない。
9)外国人力士は排除し、純日本人のみで行う。両親が日本に帰化したのち、誕生したものについてはこの限りにあらず。
10)東西とも、その本番(中入り以後)の人数は15名ずつとし、2週間で総当り戦を行う。その内訳は、各チームとも、横綱1名、大関2名、関脇4名、小結8名の合計15名で、総勢30名が本番でのプレーヤーとなる。
11)従来の部屋はこれを解体し、練習団体(ボクシングのジムをイメージしてください)となる。大手、中小、個人を問わない。親方、その他は、その団体職員となる。上位力士を輩出できない団体は、自然淘汰されて消滅する。
12)競技開催中、競技者は会場付近の合宿所にカンズメとなる。(外部との連絡はとれない)
13)期間中の対戦相手は、前日にしか決まらない。それも、競技者自身による抽選とする。
14)伊勢神宮の会場は比較的小規模である。そのため、切符は手に入りにくい。試合期間中は、全国からお伊勢参りが始まる。(高校野球の甲子園をイメージしてください)
15)歌舞伎と同様、日本固有の伝統文化であるから、観戦を希望するものは、世界各国から、かの地に参集すべし。これで経済は活性化し、日本の価値が上がる。
16)他の、全国の多くの相撲ファンは、主にデジタルTVで観戦することになる。このとき、双方向を使ってギャンブルを行う。特に、高齢者を中心に国民的に「賭け」をすることを推奨する。従って、年2回、国民的興奮状態が列島を覆うことになる。(宝くじより面白い)
さらに、投票券は最低1000円とし、小金を溜め込んでいる高齢者から、積極的に投票させる。上がりの25パーセントは、都道府県単位で福祉目的にのみ使用することとする。
17)このあとの、細かいことは私の関知するところではない。当事者が話し合って決めればいい。
八百長は大昔からあったのだから、ビール片手に「ああ、今のは八百長だ」などといいながら楽しめばいいのだ、という意見がありますが、とんでもない。それなら、お聞きしますが、あなたの好きな野球やサッカーも「今日の試合は八百長だ」といって、見ていたのですか? 大体、相撲界全体が堕落しきっているのです。善良な国民がそれに乗る必要はまったくありません。健全なプロ・スポーツとして生き残るため、相撲の原点に返って日本人の根性を見せつけてほしいと願います。
などと、10年先の相撲を想い、日頃考えていることを披露してみました。だが、実際は、10年経っても今の政権のようにグダグダ言って何も決まらないでしょうね。このまま行くと、相撲の行き着く先は、舞台上のプラスチック製の土俵の上で、相撲甚句をバックに「48手・取り組みショー」なる公演を行って、全国の場末の劇場を回っていることになるのではないでしょうか。
お待たせしました。これ以上相撲について考えていると、気分が悪くなりますので、さっそく模型を作ることにいたしましょう。
前回は、「アーリー・カー」と称して、ごく初期の自動車を作ったのですが、そのスタイルは無蓋に近いオープンなもの。今回は、初期は初期でも、フル・クローズド、つまり、しっかりした屋根のついた自動車を作ってみたいと思います。題して「オールド・カー」ということになります。
まず、いつものように、下の写真のような、40mmx15mmx120mmの板を用意しようとするのですが、なにせ、エンジンと一体になった車ですから、今回のみ少し長くして150mmとします。
次に、下の写真のように、その両側に木片を貼り付けます。エンジン部分の板の長さは、30mmで、背中部分の高さは45mmです。
上の写真では、左側がエンジン部分、右側が車体の背中部分になっています。
次に、下の写真のように、その両側に85mmx55mmの大きさの薄板(2枚)を張ります。
上の写真では、すでにエンジン部分がサンド・ペーパーできれいに磨かれているのがわかりますね。
さて、この2枚の板が乾いたら、下の写真のように、運転席と、奥の座席にあたる木片を入れ込みます。奥の座席は、外からは見えないので、なくてもいいのですが、横板の補強のためにも入れておくことにしましょう。
次に、下の写真のように、屋根とハンドルを取り付けます。屋根は、120mmx60mmの薄板を使い、前方の部分を丸く仕上げます。
続いて、窓を作りましょう。本来なら、窓は開けるものですが、めんどうくさいので、窓の部分に何かを貼る、という方法をとります。だが、あまり分厚いと無細工になりますから、下の写真のように、窓に代わって木目のある壁紙を貼ることにしましょう。
この木目の壁紙は、100円ショップなどで売っている、裏に糊の付いたもので、薄紙をはがして貼り付けるタイプのものです。窓の大きさは、25mmx15mmとします。都合これが4つ要ることになります。さらに、上の写真では見えませんが、背面の中央に、もう1枚30mmx15mmの窓を貼り付けてください。また、上の写真のように、アクセントのための横棒(帯状の木)も添えてください。
後部の下の部分が三角に切り落とされていますね。これによって、馬車らしくなります。もちろん作っているのは初期の自動車ですが、先に言ったように、初期の自動車は、まだ馬車的スタイルから卒業していないのです。
これで、ほとんど出来上がりに近づきましたが、前面からの写真を見てください。
前面には、すでに、ナンバー・プレート、エンジン・グリル、ライトの3つのものが取り付けられています。
1) ナンバープレート:40mmの長さとし、両端を丸めます。
2) エンジン・グリル:ダンボールをはがしたものです。
3) ライト:いつものように菜ばしを輪切りにしたものです。
では最後に、車輪をはめましょう。車輪のはめ方は、先の「クラシック・カー」のときのように、下に10mmの厚さの板を敷いて、4つの車輪を同時にはりつけます。このとき、後輪は、横板の厚さに阻まれますから、下の写真のように、掘り込みを入れておく必要がありますね。
どうです。それなりの感じの出たオールド・カーになったでしょう。
なお、上の写真では、車輪は、全体の色調に合うように、すでに茶色に塗ってあります。
最後に、仕上げとして、窓の縁取りをしたのが、下の写真です。
これで、窓の上に陰影が出来て、ずいぶんよくなりましたね。では、前面から。
以上で、出来上がりです。最後の仕上げに薄く色を塗って見ました。
では、ここで私が同時期に作った、他のフル・クローズドのオールド・カーを見ていただきましょう。
1)窓の開いたオールド・カー
前面ライトに竹の玉を応用しました。可愛い感じがしますね。
2)車輪の大きいオールド・カー
精悍さを出すために、車輪をひとまわり大きくしました。初期の4WDというところでしょうか。
3)窓が少しだけ開いたオールド・カー
3)窓が少しだけ開いたオールド・カー
世の中には、車に乗っている姿を他人に見られたくない人もいます。そのため用の車と考えてください。
4)窓のないオールド・カー
5)運転席にドアのついたオールド・カー
運転手にも、快適に運転するためにはドアが必要です。ウインドウまで付いています。
6)運転席が囲まれたオールド・カー
TVでヴィンテージ・カーのパレードという番組を見ていたら、こういうスタイルの初期の自動車が出てきたので、びっくりして作りました。トラックのさきがけみたいなオールド・カーですね。
ということで、今回はおしまいです。来週を期待してください。
また、このような模型とは別に、油絵(生絵)も描いています。それらは、次の、別のサイトで公開しています。下のアドレスをクリックして、ぜひ訪れて見てください。