世の中ここへ来て、また訳がわからなくなりました。新燃(しんもえ)岳が噴火したと思ったら、再び鳥インフルエンザ、エジプトのムバラク大統領の退陣、これがリビアへ飛び火して、カダフィー大佐が窮地に陥ったと思ったら、今度はNZのクライストチャーチの地震でしょう。まだ、海老蔵問題も大相撲問題も管政権問題も解決していないというのに、これだけ問題が積み重なると、いつか爆発的噴火(何という日本語! これが言えるなら、自民党的民主党、児童手当的子ども手当、離婚的結婚、阪神電車的阪急電車、パ・リーグ的セ・リーグ、・・・何でも言えるのでは? そういえば、この曖昧さこそが今の日本を覆いつくしてダメにしているのですね)を起こすのではないでしょうか。
さて、いきなりですが、ここでクイズ。次の写真のものは、いったい何でしょう。
さて、いきなりですが、ここでクイズ。次の写真のものは、いったい何でしょう。
瓦でしょうか?→No
スレートでしょうか→No
トタンでしょうか→No
それなら、というので、トタン的瓦、などと言わないでね。
それなら、というので、トタン的瓦、などと言わないでね。
いえ、いえ。その答えは、次からの文中にあります。しばらくのご辛抱。
さて、前回は「ひさし付きのカー」を作ったので、今回は、「屋根付きのカー」を作ることにしました。あれ、先に「オールド・カー」と称して、屋根付きはやったのでは、とおっしゃるかもしれませんが、今回はちょっと違います。あのときは、フル・クローズドという箱型の車だったのですが、今回の「屋根付きのカー」とは、下の写真のような車です。余りのスッキリさにびっくりされたのでは。前方に屋根を支えている2本の柱がありますね。そう、だから今度は、「ひさし」ではなくて、「屋根」になるのです。
では、さっそく作っていきましょう。(上の車を作るのではありません)
まず、いつものように、下の写真のような、15mmx40mmx120mmの平板を用意します。
次に、下の写真のように、両端に木片を積みあげます。
いつものように、左側が先頭、右側が後部になっています。エンジン部分の木片の長さは40mm、その上にさらに薄い木片を積みます。この木片はどんななものでも結構です。後部の木片長さは50mmです。
次に、この両側を、下の写真のように、すっぽりと2枚の板(22mm幅)で囲ってしまいましょう。
このとき、板は車体の底辺から、10mm持ち上げて貼ります。
続いて、下の写真のように、後部を3角柱として切り落としてしまいます。
続いて、下の写真のような作業を追加します。
まとめて見ましょう。
1)エンジン・グリルを貼る。
1)エンジン・グリルを貼る。
2)エンジンの内部の両端に2本の柱(35mm)を立てる。
3)ハンドルを取り付ける。
4)背もたれとして、3角柱(1辺12mm)を入れる。
5)後部に20mmx5mmの木片を立てる。これで、先の2本の柱と高さが同じになるはずです。
はい、ここで先のクイズの解答です。1)のエンジン・グリルに使うもの、それは、ダンボールだったのです。それも、ダンボールの片方だけをはいだものです。その作り方を説明しましょう。
ダンボールの片方だけに水を塗り、5分ほど待ってはがせばいいのです。最近の商品でダンボールに入っていないものはないのでこれをとっておき、暇なときにこのはぎ取り作業を行います。だが、実は、ダンボールのメーカーによって、波の数も様々、糊の濃淡も様々なので、これがはがれやすさに影響してきます。いろいろと試してみてください。こうして材料をためておくと思わぬところで役にたちますよ。
では、下の写真のように、屋根(40mmx90mm)を乗せることにしましょう。
そろそろ完成のようですが、まだまだ仕事が残っています。
続いて、下の写真のように、前面にライトとナンバープレートもつけましょう。
では、最後に車輪を履かせましょう。
この車輪は、丸い木を輪切りにしたものですが、車輪の上部の端を、先の板(車体の底辺から10mm持ち上げて貼られたもの)に合わせます。また、前輪を貼る位置はエンジンの真下、後輪は切り落としの角が目安です。
続いて、下の写真のように、後部座席の両側に、横板(20mmx30mm)を入れましょう。これで、グッとカッコいい車になりますよ。
では、最後に反対側から出来上がりの勇姿を見ていただきましょう。
どうです。腰板の流線型が素敵ですね。
ということで、今回はこれまでの技術の集大成、ということで「屋根付きのカー」を作って見ました。
では、私が同時期に作った他の「屋根付きのカー」を見てください。
1)時代を感じさせる屋根付きのカー
郵便でも運びそうな、旧き良き時代風の屋根付きのカーです。前輪と後輪のはめ方の違いに注目してください。
2)横板に切り込みのある、屋根付きのカー
風通しがよくなるよう、横板の上部にスキマを入れました。また、横板に切り込みを入れるのは、かなり難しい技術を要します。横腹のデザインに注目してください。
3)ブルーのボディーが映える、屋根付きのカー
空色のブルーを基調にし、エイジング(わざと古めかしく見せる技術)して見ました。これも、前輪と後輪のはめ方の違いにご注目。
4)赤い屋根付きのカー
前輪の上の「泥よけ+ステップ」にご注目。これを木で作るのは至難の業です。背後に荷物袋を取り付けたり、エンジンの下を切り取ることにより、全体のバランスをとることに気をつかいました。これですっかりヴィンテージ・カーらしくなったはずです。
以上で、今回はおしまいです。
なお、私は今日作った「屋根付きのカー」のような模型やお人形をホームページで公開しています。ぜひ、次のサイトを訪れて見てください。
また、このような模型とは別に、油絵(生絵)も描いています。それらは、次の、別のサイトで公開しています。下のアドレスをクリックして、ぜひ訪れて見てください。
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