さて、記念すべき第1回は、最近You Tubeで話題になっている中国船を作ってみたいと思います。この船には次の特徴があります。
1) 船首は丸くなっていて、当たっても突き刺さることはない。
2) 操舵室がやたら船尾の方にあり、当たってもショックが少ない。
ということで、船尾の重量とのバランスをとるために、船首は相当に頑丈に作られている感じがします。
このブログをご覧の方で、漁業関係の方がおられましたら、こういうスタイルの船は、どういう魚をとるのにふさわしいのかをお教えください。
それはさておき、いつものように、次の写真のような4角柱(45mmx45mmx120mm)を用意します。
私はこの120mmという長さにこだわっています。というのも、このように長さを揃えておかないと、完成品を並べたとき、チグハグができて美しくないからです。
では、作業を始めましょう。
まず、下の写真のように、右端から20mmのところでノコギリで斜めに切り込みを入れ、次にナタで切り落としてしまいます。
次に、下の写真のように、アゴの部分を斜めに切り落としましょう。
次に、下の写真のように、船首部分をカッター等を用いて滑らかに削ります。これは根気のいる仕事ですから、木の感触を楽しみながら時間をかけてください。
下の写真は、船尾の方から見たものですが、まず「とも」の部分にカーブをつけます。次に、割り箸を2本使って手すりを木工ボンドで両端に貼り付けます。さらに、それを止めるためにお尻に横木を貼ります。
次に、下の写真のように、先ほど切り落とした木片を使って操舵室を作ります。3枚ほどの木片を適当に組み合わせてそれらしく見えるように配置して、ボンドで止めます。
どうです、これで少しは船らしくなったでしょう。次に、下の写真のように、ポールを2本立て、煙突もつけましょう。さらに、水はけ用の穴を両端に3つほど開けるといいでしょう。
さあ、出来上がりです。次の、ややアップ気味にショットされた勇姿を見てください。
私としてはここで終わりです。あとは、みなさまのお好みで、碇(いかり)やワイヤー、タイヤや甲板上のボックスなどつけてください。
ところがです。私は普通は木地(きぢ)を大切にしたいために、色を塗らないことにしているのですが、この船だけは、あの青色が目に焼きついてどうしても塗りたくなってきたのです。
ということで、やってみると、これが大変。ばばあの化粧みたいになって、やや反省しています。
次に、その全貌をお見せしますから、驚かないでください。
やっぱり、120mmでは、このようにずんぐりしてしまいますね。みなさまには、150mmぐらいの長さで作られることをお勧めします。
と、言ったあとで、150mmで海上保安庁の船を作ることにしました。それが、下の写真です。
なお、私はこのような船の模型などをホームページで公開しています。ぜひ、次のサイトを訪れて見てください。
https://sites.google.com/site/kusumeakira/
また、このような模型とは別に、油絵も描いています。それらは、次の、別のサイトで公開していますので、見ていただけると有難いです。
https://sites.google.com/site/aquirakusume/
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